今日も1日、お疲れさまです。
本日の一杯は、アメリカンウイスキー、「エヴァンウィリアムズ」のグリーンラベルです。エヴァンウィリアムズは、世界第2位の流通量を誇るケンタッキーストレート バーボンウイスキーとして有名な銘柄です。
基本情報やテイスティングした感想など纏めたので、ぜひご覧ください。
先に結論
- 飲みやすいすっきりとしたバーボンウイスキー
- 2,000円前後と手を出しやすい価格ながら、あまり見かけないレアボトル
- バーボン初心者におすすめ
歴史
エヴァン・ウィリアムスについて
1783年に、ケンタッキー州ルイヴィルにて、ライムストーン(石灰岩)から湧き出る水を発見し、最初にトウモロコシを原料とするウイスキーを造ったとされる人物、「エヴァン・ウィリアムス」にちなんで名付けられたウイスキーです。
アメリカのケンタッキー州で造られるバーボンウイスキーで、世界第2位の流通量を誇っています。

ケンタッキーバーボン流通量の世界第1位は、日本でも有名な「ジムビーム」ですね!
バーボンウイスキーを最初に造った人物は?
「バーボンの父」と呼ばれるエライジャ・クレイグ牧師が最初にバーボンウイスキーを造ったとされるのが1789年で、これが世界初のバーボンという説があります。
一方、エヴァン・ウィリアムズがバーボンウイスキーを造ったのは1783年と言われており、これが正しければ、エライジャ・クレイグ牧師より6年も早いことになります。

※バカルディ・ジャパン公式HPより
しかし、はっきりとした文献が残っておらず、真実は謎です。どちらの説もあり、エヴァン・ウィリアムズは「バーボンの始祖」、エライジャ・クレイグは「バーボンの父」と言われています。

どこの蒸留所で製造?
1889年に「ヘブンヒル(ヘヴンヒル)蒸留所」で製造開始。ヘブンヒル蒸留所は、当時米1・2位の生産規模を誇るファミリー経営の会社で、200近いブランドを製造していました。
しかし、1996年に落雷によって炎上し、生産を事実上不可能に。その後、ブラウンフォーマン社の「アーリータイムズ蒸留所」(現ブラウンフォーマン蒸留所)の一部を借用して生産が続けられましたが、1999年にUDV社(現ディアジオ社)の「バーンハイム蒸留所」を買収し、現在はそこで生産が行われています。

主要ブランドは、「エヴァンウィリアムズ」の他に、「ヘブンヒル」「エライジャクレイグ」などがあります。
基本情報
概要
生産国 :アメリカ(ケンタッキー州)
分類 :バーボン
容量・価格 :1,000ml \2,000前後
度数 :40%
蒸留所 :バーンハイム蒸留所(ヘブンヒル蒸留所)
製造元 :バカルディ・ジャパン
※2025年5月時点の情報です
主な特徴
エヴァンウィリアムズ緑(グリーンラベル)の特徴は、一言でいうと、「飲みやすいバーボンウイスキー」です。
バーボンウイスキー特有の、樽の香ばしい香りはマイルドで、バーボン初心者におすすめしたい銘柄の1つ。
日本でエヴァンウィリアムズといえば「ブラックラベル」が有名で、グリーンラベルはあまり手に入りにくいラインなのですが、世界的には多く流通しています。

私は「酒のやまや」で入荷した際にオンラインで購入しました♪
他のラインナップ
本記事で紹介する「グリーンラベル」の他のラインナップです。王道の「ブラックラベル」や、現在ではレアで高級ボトルの「23年」という銘柄も。
エヴァンウィリアムズをまず最初に試してみたい方は、ぜひ「ブラックラベル」から。最も手に入りやすく、価格も1,000円台後半~2,000円前後で購入できます。
銘柄 | エヴァンウィリアムズ ブラックラベル | エヴァンウィリアムズ 12年 | エヴァンウィリアムズ 23年 |
概要 | エヴァンウィリアムズの王道。バニラやミントの香り、黒砂糖やキャラメルの風味が特徴。 | 50.5%の強烈なアルコール。上品なキャラメル香、スパイシーでパンチのある味わいが特徴。 | バーボンでは稀な長期熟成の高級ボトル。現在は終売しており、バーなどで見つけたらかなり貴重。 |
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おすすめの飲み方
バーボン初心者におすすめしたい銘柄ということで、ハイボールでどうぞ♪

- グラスに氷を一杯いれる
- エヴァンウィリアムズを適量入れてマドラーで氷となじませる
- キンキンに冷えたソーダを氷に触れないよう注ぐ
- マドラーでゆっくり氷を浮かせて完成
評価・レビュー
テイスティングレビュー
エヴァンウィリアムズのハイボールは、バーボンの風味もありながら、バーボン特有の樽の香りは他の銘柄に比べてマイルド。バーボン大好きな私としてはやや物足りなさもありますが、バーボン初心者にはお勧めしたい銘柄です。
食中酒として、ハイボールでごくごく流し込みたい一杯。
すっきりとした味わいなので、食事のジャンルを選ばず合わせやすい銘柄です。
エヴァンウィリアムズ グリーンラベルをおすすめしたい人
- バーボンウイスキー初心者
- 他のエヴァンウィリアムズを試して、もう少しマイルドさを求める方
- すっきりとしたバーボンソーダをごくごく飲みたい方
価格は2,000円前後と安価なので、気軽に日常ウイスキーとして楽しめる銘柄ではあるのですが、あまり日本で見かける機会は多くないです。
ぜひ見かけたら試してみてくださいね♪
まとめ
冒頭に書いた結論をもう一度。
- 飲みやすいすっきりとしたバーボンウイスキー
- 2,000円前後と手を出しやすい価格ながら、あまり見かけないレアボトル
- バーボン初心者におすすめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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